日本でもやっとiTMSが使えるようになったわけだけど,このレコード会社のゴタゴタは,どぉしたものかね。
quote:日本でiTunes ミュージックストア(iTMS)は先週木曜日にオープンし,4日間で100万曲が購入された。しかし,ソニー社の音楽事業部であるソニー・ミュージック・エンターテインメント社(SME)はまだサービス参加の契約を行っていない。が,SMEと契約があるロックミュージシャンの佐野元春氏は,自身の歌のいくつかをiTunesで利用可能にしている。「リスナーがどこで音楽を聴くかは,個人の自由です。わたしはリスナーがどこにいても,わたしの音楽を送りたいと思う」。佐野氏は水曜日に,日本経済新聞にそのように話したと伝えられた。SMEの広報であるイデ・ヤスシ氏は,佐野氏がソニーのアーティストとはもはや考えられないと述べる。イデ氏はアップルとの交渉は続いているが,結果は各々の契約に依存すると云う。
記事引用中に佐野氏の言葉があるが,わたしは日経新聞の記事を読んでいない。ので,USATODAY.comの記事のなかにある英文の翻訳であり,言葉は正確ではないことを察して欲しい。が,おおむね,彼が自分の曲を提供した理由は推測できるし,なぜ,ソニーが契約していないのか,SMEに属するミュージシャンがまったくいない状況をどのように受けとればいいのか,推し量ることしかできないが,佐野氏の行動はひとつの意味を与えているのは確かだろう。The Registerの記事にあるが,SMEは,ソニーBMGとわけられており,他国ではソニーBMGも曲を提供している。米国では,1曲99セントで,だ。
音楽配信についての知識も経験もわたしにはないので,ちょっと離れた場所からいままでみてきたが,iTMSのサービス開始以後,わたしのサイトに「JHymn」(キャッシュ)という検索キーワードで来る人が多いことに気付いている。ダウンロードしたM4Pファイルのプロテクトを解除し,M4A,またはMP3ファイルに変換したい人が多いのだろう。わたし自身もいくつか曲をダウンロードし,JHymnでMP3に変換して自身の携帯電話で再生できるようにしている。過去記事の時点ではいくつか対処が必要だったが,現在のバージョン(0.8.5)では問題なくプロテクトを解除でき,「FairKeys」メニュー→「Download your keys」で「Japan」を選んで自分のIDを入れればよい。あとはM4Pファイルをウインドウにドロップして「Convert」ボタンを押すだけ。まともな音楽の利用が,やっとできそうだ。
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